【医師の家造り】医者が考える高気密・高断熱住宅が必要な理由

断熱・気密

こんにちは。フリーランス医のDr.さいとーです。

【医師の家造り】シリーズの今回は「医者が考える高断熱・高気密住宅が必要な理由」です

Dr.さいとー
Dr.さいとー

医師の私がどのような根拠で高気密・高断熱住宅を建てようとしているのか。

家造りをしている方の参考になれば嬉しいです!!

先に結論

・冬の寒さから家族を守るため

・ヒートショックを予防する

・脱炭素社会にむけた環境にやさしい家造り

記事内




医者が考える高気密・高断熱住宅が必要な理由

寒い家では家族を守れない

世界保健機関(WHO)は断熱性能が低い“寒い家”が健康や精神衛生に有害であるとしています。

寒い室内温度は血圧の上昇、喘息症状、精神衛生上の不良と関連している。

寒い家は、冬の死亡率や病気の罹患率の増加の原因となっている。

WHO Housing and health guidelines 2018

つまり、断熱性能が低い家は居住者の健康や精神衛生にを害を及ぼし、呼吸器・循環器疾患や精神疾患の発症や症状の増悪の可能性も示唆しています。


冬に寒い家では特に呼吸器疾患のある高齢者や子供に影響が出やすいと言われています。

屋内での子供の寒さの暴露は喘息のなどの呼吸器疾患に悪影響が示唆されます。

寝室での暴露は、居室での暴露よりも喘息児の肺機能と強い関連を持つことが示唆されています。

日本の住宅の断熱性能は低い

冬の死亡率は、気候が温暖な国の方が冬の条件が厳しい国よりも高い。

WHO Housing and health guidelines 2018

そして、冬の死亡率は当然、寒冷地の国で発生しやすいと想像しがちですが、

実は温暖地の方が高いのです!

それは温暖地域の住宅が十分な断熱気密性能を持っていないことが理由と思われます。

それでは家の寒さは体にどのような影響があるのでしょうか。

ヒートショック

ヒートショックとは、住居内の気温の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こることをいいます。

この血圧の変動により脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などの血管疾患が起こる可能性があります。

特に11-4月の気温の低い時期に脱衣室の気温が低いことで、入浴事故につながるおそれがあり,

消費者省も注意喚起を行っています。

冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください! -自宅の浴槽内での不慮の溺水事故が増えています-[PDF:400KB]

ヒートショックを予防するためには、家族の健康のためにも家の温度を下げないことが重要です。

それでは室温は何℃以上ににするべきでしょうか。

室温は18℃以上

住宅内の特に体温の変化が起こりやすい脱衣所などの温度差を小さくする必要があります。

WHOの推奨する室内の最低温度は18℃です。

寒い家を暖かくする措置が健康へのメリットを与えることは明らかであり、18℃という最低温度は広く受け入れられている。

WHO Housing and health guidelines 2018

住宅内の温度差を小さくするには、住宅の外気の影響を受けにくくする断熱性能が重要です。

断熱性能を示す単位としてUA値[W/(㎡・K)](外皮平均熱貫流率)というものがあり、省エネ基準やZEH基準、HEAT20などの基準を設けています。

基準値が一番厳しく設定しているのは「HEAT20」でG(グレード)1〜3で記されています。

また、縦に長い日本列島を8地域に分けて、それぞれの基準値が表に示されています。

HEAT20 外皮性能水準

ちなみに私の住んでいる地域は4地域に該当します。

HEAT20のG1-3における暖房期最低室温は10℃〜15℃となっていることがわかります。

それ以上の温度に保つには暖房が必要になるということです。

私としてはHEAT20のG2~3の間、Ua値では0.3未満を目標に家造りをしていきたいと思いました。

参考書籍

エコハウスのウソ 増補改訂版

エコハウスのウソ 増補改訂版

後悔しない家づくりのすべて

後悔しない家づくりのすべて

脱炭素社会にむけた環境にやさしい家造り

地球温暖化に対し、脱炭素社会への対策は待ったなしです。

環境負荷を極力小さくするよう家に長く住むことが、持続可能な家造りの第一歩だと思います。

CO2排出量を抑制する

まずは断熱性能が高いことで暖房・冷房負荷が少ない家にすることができます。

上記のように高断熱にすると光熱費、つまりCO2排出量を削減することができます。

一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会

私の地域は4地域ですので、HEAT20のG2以上で50%以上の暖房削減効果があるようです。

電力を支給自足する

せっかく断熱を強くしても、石炭や天然ガスなどの天然資源を燃やして作る火力発電に頼るようだと不十分だと、私は思っています。

自宅の使用電力は太陽光発電システムを導入して、自宅の消費電力は自宅で生産できる仕組みを作りたいと思っています。

こちらは別記事で詳細にシュミレーションして解説する予定です。

まとめ

最後までお読みいただいてありがとうございます!

高断熱の家造りは家族と環境を守る上でとても重要だと思います

このブログでは家造りや資産形成に役立つ情報を発信しています。

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以上Dr.さいとーでした!

Dr.さいとー
Dr.さいとー

それではまたお会いしましょう!!

コメント

  1. 岩本 健吾 より:

    ブログ読ませてもらいました。とても想いが伝わってくる内容でした。
    一点だけ…ご存知であればすいません。
    火力発電は現在は石油はほとんど使われておらず、石炭と天然ガスがほとんどを占めています。
    細かい点ですいません。

    • Dr.saito Dr.さいとー より:

      岩本様
      コメントとご指摘ありがとうございます。
      石炭→天然資源としております。
      勉強になりました。ありがとうございます。
      Dr.さいとー

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